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ASICS Tigerブランド復刻記念、国内本格ブレイク寸前の今のうちに人気モデルの種類・特徴などをまとめておきました。

国内外の有名ブランドがこぞってコラボ商品を発表するなど、存在感は高まる一方のASICS。最近ではPUMAを追い抜き、世界のスポーツ用品業界3位も現実的といわれるまでになっています。欧米でNikeやadidasと同じように親しまれてきたファッション用途でのASICS Gelシリーズですが、長らく海外限定モデルとして流通しており国内では平行輸入品が少数見られる程度でした。そんな中レトロランニングスタイルが流行中の今年に入って国内でもASICS Tigerブランドの復刻が発表され、めでたくGelシリーズも本格的に日本再上陸することとなりました。

ただそんな経緯もあってか日本では本格ランニングシューズ以外のGelシリーズには馴染みが無く、ラインナップもよく分からないという方も多いはずです。ASICS Tigerのアイコン的モデルであるGel-Lyte IIIが25周年ということもあり、新規参入するには調度良いタイミングな今のうちに主なモデルのセールスポイントについてまとめてみました。


そもそもASICSとは?
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1949年に神戸で創業した総合スポーツ用品メーカー。スポーツブランドとしての実績はいうまでもありません。ファッションに特化した部門として、Onitsuka TigerとASICS Tigerの2つを展開。

Onitsuka Tiger
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元々はASICSの前身となった会社の名称でしたが、2002年にファッションブランドとして復活。ASICSが過去に送り出したスポーツウェアをファッション用途にスケールダウンしたようなレトロな製品群が特徴。このブランドの立ち位置としては、比較的大人向けかつラグジュアリー寄りです。

ASICS Tiger
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ASICS創設と同時に立ち上げられ、1980~1990年代に人気を博したというASICS Tigerブランドが今年になり再始動。ハイテクスニーカーの本場アメリカでも通用するファッショナブルなレトロランニングシューズが特徴。今風でポップなカラーリングや有名ブランドとのコラボなどにより再び注目を集めています。カジュアル用途のGelシリーズは日本でもこのASICS Tigerブランドから展開されるようになりました。


以下がASICS Tigerブランドで発売されている製品。

Gel-Lyte III(12,000~20,000円程度)
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1990年発売、今年で25周年を迎えるブランドの代表的スニーカー。なぜGel-Lyte IとGel-Lyte IIは復刻されずいきなりIIIなのかというと、実はこれら3モデルのデザインに大した違いが無いため。当時はストイックなランニングモデルという位置付けであり、外観の面ではわずかなマイナーチェンジにとどまっていたのです。IIIで採用された新たな機構はタンを縦に大きく2分割し甲部分を包み込むようにフィットさせる"スプリットタン"で、着用者の足の甲に掛かる負担を軽減。数多くのブランド別注モデルが発売されており、人気カラーは数倍のプレミア価格がつくことも。現在25周年記念コレクションが展開中で、1年間限定で毎月世界中から選ばれたショップとコラボした特別な商品がリリースされています。
レビュー記事→ASICS Tiger Gel-Lyte III "Off-White Croc"

Gel-Lyte V(13,000~20,000円程度)
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1993年登場。Gel-Lyteも4世代目(4という数字が不吉なためGel-Lyte IVは公式的には存在しない)となるハイエンドモデル。モノソック構造とよばれるハラチシステム的なインナーブーティー機構を搭載し、着用時の足当たりをさらに改善。こちらもGel-Lyte IIIに負けず劣らず人気モデルです。ASICS Tigerのテクノロジーによる快適性を追求したい方にもおすすめ。

Gel-Saga(10,000円~12,000円程度)
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1990年登場。北欧神話の女神からその名をとったハイコストパフォーマンスモデル。読み方は"サーガ"ではなく"サガ"。安価ながらGel搭載成型ミッドソール、成型インソールを採用しASICS Tigerらしさは健在です。重心の低いシャープなフォルムが特徴で、全世界で100万足を販売した実績ある一品。こちらは以前にレビュー記事も作成済み。ASICS Tiger全般に言えるのですが、サイズ感がかなり小さめなのでご注意を。

以上の3点が個人的にはASICS Tigerの主力となるモデルのように思います。ASICSのスニーカー選びに迷ったら、とりあえずこの中から選んでおけば間違いないのではないでしょうか?

Gel-Respector(13,000円~17,000円程度)
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1991年登場のシティランナー向けランニングシューズ。Gel-Lyte IIIと共通のソールユニットを採用しており、実質的にバージョン違いのような立ち位置。スプリットタンの廃止とプラパーツ面積が増えた事で堅牢かつ走行安定性が向上。

Gel-Kayano Trainer(16,000~19,000円程度)
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1993年にデビューしたレトロランニング要素の色濃く残るスニーカー。定番ランニングシューズとして今も続くGel-Kayanoのファーストモデル。アッパーサイド部とヒール部に配される樹脂性パーツやタンのモノソック構造によりフィット感が最大限高められており、ランニング用途のみならず前後左右に激しく動くジムでの用途にも対応しています。その名の元となった榧野俊一氏のインタビュー動画によると、デザインモチーフはクワガタムシだそう。クワガタムシと馴染みが深い日本人ならではのチョイスですね。

Gel-Sight(15,000~18,000円程度)
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1992年発売。ヒール周りを1周するラバー製プロテクターを装備し、歩行時の安定性がアップ。アウトソールには外部からGelが確認できるようデザインが変更(ビジブル化)されており、当時のスニーカーシーンのトレンドが読み取れます。以前まではあまり話題に上ることの無いモデルでしたが、人気デザイナーRonnie Fiegとのコラボなどにより着実に人気を獲得しつつあるモデル。
レビュー記事→ASICS Tiger Gel-Sight "Okayama Denim"

GT-II(10,000~13,000円程度)
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1986年、米国市場における史上初のGel搭載シューズとしてデビュー(日本ではFreaks αが初)。現代の本格ランニングシューズへと受け継がれる機能性とコストパフォーマンスが魅力。アクの少ないデザインで欧米では根強い人気があるモデルです。

GT-Quick(11,000~1,3000円程度)
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1990年代初めにデビュー。中世ヨーロッパをデザインテーマにしたという曲線的なアッパーのデザイン、バーベルを上げるスポーツマンが造形されたアウトソールなどの特徴が。90年代のアメリカで爆発的人気を誇ったモデルとしても知られています。現在では少々マイナーな立ち位置ですので、これからのコラボ展開などに期待したいところ。

【追記】ASICS Tiger復刻の一年半を振り返る記事を作成しました。