ミニマリストなら今のうちに買っておくべき。
Gel-Lyte III 25周年記念マンスリーコラボの7月担当として発表され、全世界で1990足というリミテッドリリースながら、現在もなお定価を下回る価格でスニーカーショップに並んでいる本作。ホワイトとシルバーのカラーリングは"Birthday Dinner"と題され、特別な日のディナータイムで用いられるであろう食器をイメージ。まさにピカピカのお皿のごとく無駄な装飾を一切排除したデザインであり、不人気の要因はまぎれもなく"シンプルすぎる"という事実に尽きるでしょう。発売から1年半以上が経過していますが私もセール価格にて購入する事ができましたので、その控えめな魅力をじっくりと再確認していきたいと思います。
アッパーはフカフカとした上質なレザー。ホワイトの発色も抑えられており、表面の軽いシボと合わさってなかなかの高級感があります。通常のGL3やAir Force 1などに用いられるホワイトとは確実に指向の異なるカラーリングではあるのですが、いかんせんここは実際に手に取るまで魅力の伝わりにくい箇所でしょう。
ホワイトのフラットシューレース。スプリットタンはおそらく合皮。
金属製シューレースチップ。シルバーはナイフやフォークをイメージしているのだそう。細かい部分にも抜かりありません。
サイドのタイガーストライプスはGL3としてはやや希少な本革スムースレザータイプ。リフレクターは仕込まれていません。
ライニングはピッグスキン。ライニングが本革というだけで全体の質感にかなり差が出ますよね。
ヒール部にブランドロゴを集約。
アウトソール。
ライニングのみならずインソールもレザー張り。個人的に好きなポイントです。
オフホワイトのロープレースにも換装可能。
25年に1度のアニバーサリーモデルでありながら見た目の華やかさより靴そのものの質感に全てを割り振ったような1足。セール価格で流通している現状、質感重視の方であればまず買っておいて損は無いかと思います。